〈窒息〉
赤ちゃんの顔にものがかぶさったまま気がつかないでいると、窒息してしまいます。
●ポイント
・赤ちゃんのそばビニール袋を置かない。
・やわらかいふとんにうつ伏せ寝をさせたり、重いふとんを頭からかぶせたりしない。
〈やけど〉
ストーブやアイロン、熱いやかんなどを、赤ちゃんの手のとどく状態にしておくとやけどをします。
●ポイント
・ストーブにはガードを取り付ける。
・アイロンや熱いものは赤ちゃんが近づかないところに置く。
〈誤飲〉
赤ちゃんはとても好奇心がおうせいで、ハイハイができるようになると、目につくものは何でも口に入れてしまいます。厚生省の調査によると(平成10年度家庭用品に係わる健康被害病院モニター報告)、最も多い誤飲事故はタバコ(約49%)、医薬品・医薬部外品(約12%)です。そのほか注意しなければならないものとして、ボタン電池、食品があげられています。電池は、電気で動くおもちゃで遊んでいるうちに電池の出し入れのふたが開いて、中の電池を飲み込んでしまうケースが多いようです。また食品では、ピーナッツや枝豆、あられなど、気道に入り込みやすい大きさや形の食べ物は危険です。こうじた食べ物を、赤ちゃんにそのまま直接食べさせてもいけません。
●ポイント
・赤ちゃんの口に入る大きさである口径3.2センチ以下のものは床から1メートル以上の場所に置く。
・ジュースなどの缶やびんなどに食べ物以外のものを絶対に入れない。例えば、ジュースの空き缶を灰皿代わりに使わない、など。
・灯油用のポンプなどは赤ちゃんの手の届かないところに置く。
・以上は、家庭だけでなく車のなか、よく訪れる実家などにおいても実行すること。
〈けが〉
室内では、ベッドや階段など段差のあるところは、赤ちゃんがけがをしやすい場所です。また、高いところに置いていた物が赤ちゃんの頭に落ちても、大けがをします。ヨチヨチ歩き始めたら、子どもが道路に飛び出さないように目を離さないよう気をつけましょう。飛び出しによる交通事故も多いのです。
●ポイント
・室内を赤ちゃんの安全対策に視点をおいて総点検する。
・赤ちゃんから目を離さないこと。歩きはじめたら、道路では飛び出さないように、必ず手をつないで歩くこと。
〈おぼれる〉
赤ちゃんが浴槽におぼれたり、池や川での溺死も目立ちます。
●ポイント
・浴室などで子どもを一人で遊ばさせない。
・戸外の川や池の近くで遊ぶときは、おとながそばで見守る。
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