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日本の医学は高レベル安心してお産を

国府台病院産婦人科

皆川 進

BeMam vol.4

 日本の女性が一生の内に生む平均こども数が、平成元年で1.57と発表されたように、最近は少産少子になってきました。

 妊婦さんも非常にお産を大事にするようになってきてますね。これは、大変いいことです。それにかかわる私達産科医も、健康で元気な子どもをお母さんに産んでもらわなくてはいけないわけですから、責任は深く感じます。

 たとえば、妊娠中、以前は母体だけに注意を払っていましたね。妊娠中毒症とか高血圧とか。でもいまは、お母さんとお腹の中の赤ちゃんを同時に管理する、できる時代になっています。

 超音波でお腹の中の赤ちゃんの発達とか異常を検査するようなことですね。だから安心して赤ちゃんを産めます。そういう意味では、いまのお母さんは恵まれていますね。

 また、生まれてからは先天性代謝異常の検査を生後3〜5日くらいの間にします。赤ちゃんの1、2滴の血液で、フェニールケトン尿症、ガラクトース血症、メープルシロップ尿症、ヒスチジン血症、ホモシスチン尿症、クルケン症、昭和64年からはこれに、先天性副腎皮質過形成症など、めったにない病気までの検査をしています。

 この聞き慣れない病気は、精神の発達に関するものが多いのですが、この検査で予防ができると同時に、発見が早いので、どれも治療で治ります

 今日、こんなお話をするのも、“治療で治る”と頭の片隅にでも記憶があれば、もしもという時にあわてなくてすむからなのです。

 日母では、異常が発見されたら報告し合うシステムも、もっていますし、国際的に情報交換もしています。また、日本の異常発見の技術は、外国で非常に高い評価を受けています。

 調査には、おぎゃー献金もつかわれているんです。

 こんなに進歩した医学のなかで赤ちゃんを産むのです。安心して、リラックスして出産してほしいのです。

 それでも、分娩が100パーセント安全であるということはありません。突発的に異常が起こるともあります。そんなとき、一番大切なのは家族、ご主人の協力です。

 母親教室のように、父親教室を1〜2回は開きたいのですが、お父さん達「忙しい」と称して、なかなか来たがらないんですね。

 でも、分娩の前に産婦人科から、妊娠と分娩の最低限必要な知識はぜひ受けておいてほしいですね。

 そうすれば、分娩には突発的に異常が起きることもあることとか、検査で異常が発見されたときに、すぐ協力できる心構えができているでしょうから。

 正しい情報を受けておけば、つまり安全と危機のね、それが安心につながっていくと思うんですよ。

 それはまた、お母さんをリラックスさせることにもなるのではないかと思いますよ。

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