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お母さん、頑張って!

新田産婦人科院長

新田一郎 先生

BeMam vol.000

 お産を終えて赤ちゃんを授かったお母さん、おめでとう。これから出産される妊婦さん。しっかり頑張ってりっぱな赤ちゃんを産んでください。

 50年近く産婦人科医療に携わってきた私は、出産直後の喜びと安堵感に満ちた女性の顔が実に美しいと思っています。初湯後の赤ちゃんを抱いている姿は、まるで聖母マリア様のようですよ。

 さて、その後の子育てが大事です。育児にあたってあなた方は、真の意味の「慈母」であり、「賢母」であってほしいのです。

 授乳には、まずあなた自身がこころもからだも落ち着いた状態で、赤ちゃんをしっかり抱いて、顔を見ながら母乳を与えてください。

 赤ちゃんは十分に飲み終えたら、自然と乳首を離すものです。しかし、時には一休みすることもありますが、その時はほっぺを撫でてみたり、抱え直して背中をさすってみると、呑み込んだ空気をゲップしてまた飲み続けます。赤ちゃんは正直で、満腹したら眠るのです。

 あまり飲みが十分でなく、しばらくして泣き出すかもしれませんが、けっして泣き死にはしませんから、その時は心を鬼にしてしっかり泣かせましょう。すると、今後飲む時は必死に飲みます。

 授乳はなるべく時間を決めておくことが、赤ちゃんにとってよい生活習慣づくりにつながり、一つの教育「しつけ」になると考えてください。

 赤ちゃんに優しくありたいと願いながらも、自分の思いどおりにならないでついイライラをつのらせて、育児ノイローゼにならないでください。

 赤ちゃん時代のスキンシップは、その子の人格形成に大切なことはご存知でしょう。しかし、だらだらしたスキンシップは逆効果になります。溺愛密着型のスキンシップはだめですよ。

 大切なことは、育児の基本的知識を身につけて、子どもから半歩離れた視点から、トータルで見守るゆとりが必要です。機嫌さえよければ少々便が平素と変わっていても、経過を見る冷静な判断が身につくはずです。

 一人っ子に必要以上かかりっきりになるのは昨今の傾向ですが、赤ちゃんはお母さんの人形でもペットでもありません。小さい頃から子どもの人格を認め、優しく教え、自立心を持った子に育てましよう。

幼少の頃から

1「おはようございます」という『明るい心』

2「はい」という『素直な心』

3「すみません」という『反省の心』

4「私がします」という『積極的な心』

5「ありがとうございます」という『感謝の心』

6「お陰様で」という『謙虚な心』

 以上の六つの『心のしつけ』を教えて欲しく思います。

 よく子どもは親の背中を見て育つと申します。皆さん方、どうか母親としての自覚と責任を持って、子育てに専念してください。けっして、親の言いなりになる子、見えないところでいたずらをする子、自己中心的な子に育てないようにしてくださいね。

 家庭教育の充実が、健全な家庭を築きます。将来を考えて、今からけじめのある育て方を、と願っております。子どもは人類の未来であり、子育ては未来社会設計そのものなのです。

 最後にもう一度エールを送ります。

 『お母さん、頑張って!!』

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