アフリカの西海岸に面していて、温暖な気候と深い森に囲まれた国アンゴラ。石油やダイヤモンドなど、地下資源に恵まれていることでも有名です。実に国土は日本の3.3倍もありますが、人口はわずか1200万人という国です。
同国は1975年にポルトガルより独立を果たしたのですが、ソ連陣営、アメリカ陣営が国内の武装勢力を支援する形の代理戦争に突入してしまったおかげで苦難が続き、1997年4月、ようやく成立した和平合意のもと、独立後はじめての平和が訪れました。
長期の内戦は飢餓を引き起こし、多くの子ども達の命を奪いました。また、大半の学校や病院が徹底的に破壊されるという状況で、5歳未満児の死亡率は千分の292の数値を記録しています。これはニジェール(320)、シエラレオーネ(316)に次いで世界第3位の高さという酷さです。
また、未だに1500万〜2000万個とも言われる莫大な対人地雷が国土の60%を覆っており、そのために毎週150〜200人もの人が
死傷しています。悲しいかな、その中には数多くの子ども達も含まれ、悲劇は続いているのです。
ユニセフでは基礎保健、栄養、清潔な水の供給、農業の復興をはじめ、地雷に対する危険防止教育、少年兵士の社会復帰、戦災孤児のケアなどの支援事業を展開しています。
写真は首都ルアンダの東南500キロ、ファムボ市の市場で買物客が行き交う中、わが子に授乳をする母の姿です。
つづく
写真提供:日本ユニセフ協会UNICEF/DOI96−0124/G.Pirozzi
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