結婚前の10年間は暑さ寒さの中での立ち仕事のため『子どもはできにくい体なんだろうな』と思っていたのが何とハネムーンベービー。つわりがおさまりかけたと思っていたら、夫の長期海外出張。新婚生活もつかのま、実家に転がり込みました。当時33才、マルコウに片足を突っ込んでいましたので、無事出産できるか、そして五体満足な子が産まれてくるのか、とても不安でした。しかし産まれてくる子のためには、どんな努力も惜しまないつもりでしたので、迷わずスタディハウスのドアをたたきました。ちょうど6か月の時でした。
初めて妊婦ヨガたる風景をみてビックリ。腹筋をしたり、ブリッジをしたり。こんなことしてお腹の赤ちゃん大丈夫なのかなと思ったのが正直なところでした。しかし、自分もポーズをしてみて、全く苦痛でないこと、そしてなにより終わった後の爽快感。このヨガを続けていればきっと元気な子が産まれてくると確信し、事実、毎日ポーズの練習をしていると、体もだんだん柔らかくなり、まさかと思っていたポーズもできるようになり、体重は確実に増えているのに、気分的には日々身軽になってきました。そして、出産にたいする不安も、次第に薄れてきました。
また、1週間のメニューを書き出し、先生にチェックしていただきました。人間には、その季節にあった、その人なりの食材・調理・味付けの仕方があるのだということを教わりました。妊婦だけでなく、普通の時に健全な生活を送るうえでの知恵、母乳が出るような食品なども習いました。このおかげで、断乳までほとんど母乳ですみました。
こんな調子で予定日まで通っていました。妊娠経過はよく、体重も46キロから56キロへとプラス10キロ増え、むくみ・腰痛等全くありませんでした。気持ちよく元気に過ごせたことが何よりでした。
陣痛から分娩まで約10時間。軽いほうだと言われますがやはり痛いものでした。でも無事に産まれてきたわが子を見ると、自分の痛みより、「狭い産道通ってきて、苦しかったでしょう。よく頑張ったね」という思いでいっぱいでした。
現在、3才3か月、『男の子』、病気と言えば鼻風邪ぐらいで元気モリモリ食欲モリモリです。そろそろ弟か妹がほしくなってきました。今度は、受胎前から体調を整え、元気印の子どもを授かりたいと思っています。