学生時代そしてOLの時代と、とにかく自分の体に関して無頓着でした。まだまだ、自分の体は、どうにでもなるという自信のある時でもあるのですが、まったく注意を払わなかったものです。
その結果、OL時代はひどい腰痛に悩まされました。病院に通いました。コルセットをしないといけないという診断結果が出て、初めて自分の体について考えさせられました。
友人に「ヨガ教室」に通うといいと勧められたのもこの頃です。実家は名古屋なのですが、ヨガには名古屋の時から通ってもう10年になります。ヨガを始めてから腰痛、肩こりがほとんど解消されました。
上の子ども、早紀(現在2才5か月)を妊娠したのは、結婚して東京に住み始めて2年と少したった時でした。アルバイト的にデザイン事務所に勤めていたのですが、初めての東京での仕事がストレスになり疲れやすかったり、仕事上での負担が大きくなったりで、やめたいなと思っていた矢先に妊娠がわかりました。仕事はやめて、マタニティライフに専念しました。同時に、分娩は絶対に助産院と決めました。
というのには少し訳があるのです。
結婚をしてすぐだったと思います。生理が少し遅れたので病院に行ったのです。で検査の結果「おめでたです」っていわれたのです。これがぬか喜びで、「おめでたです」の2日後になんと生理が始まったのです。信用ができなくなりましたし、ベルトコンベアーに乗せられているような診察の方法もいやでした。これが助産院を選んだ理由です。
マタニティライフは、ヨガを続けていたせいもあるのでしょうが、比較的無難に過ぎました。弱いつわりもありましたがそれも乗り越えられました。
ただ、その時も現在も社宅に住んでいるのですが、妊娠はしていても、現実に小さな子どもがいないと、子どものいるお母さんたちとなかなか深いつき合いのできないことを知りました。現在は、お昼を一緒に食べたり、夕食を食べにいったりのつき合いができていますが、早紀の妊娠中、それもつわりの時はひとりで悩んでいました。
入院は午前4時、出産は午前7時でしたから先生ひとりしかいなくて、「遠くから見ているだけ」といっていた夫が、助手のようにこき使われていました。夫は「早紀の頭が出てきたのを、一番初めに見たのはオレ」といって、今では喜んでいますし、私は、夫と一緒に産んだみたいな感じがあって「良かったな」と思っています。
早紀が産まれてから一番困ったのは、おっぱいが張ること。小さかったこともあるのですが、おっぱいの飲み方が下手だったんでしょう。退院する時あたりから、とにかく張って痛いんです。マッサージも10回くらいしてもらいましたし、里芋湿布もしました。しかし、効果はイマイチの感じで………。
朝起きて見ると、おっぱいがカチカチに張って、腕が上がらないことが良くありました。*一般的には、子ども
の夜泣きが怖いって言いますけど、私の場合はおっぱいの張りの方がズットズット怖かった。水を飲んでも、ご飯を食べても張る。特に甘いものと水分は、おっぱいの張る原因で、その怖さのために、甘いものは極力控えたり、ご飯も食べられなかったり、とにかく恐怖でした。
2か月目に入ったころから、飲み方がうまくなったのでしょう。ほとんど張ることがなくなりました。張ってきても、2〜3分飲んでくれると、張りがスーッと引いていきました。
おっぱいを飲まなくなったのは11か月頃。ご飯を良く食べていましたので、抵抗なく飲まなくなりました。
実は今、2人目を妊娠中。もう10か月に入っていますから、もうすぐ2人の子持ちになります。
早紀の時に比べると、この10か月は、早かった気がします。アッという間に過ぎたというか、ほとんど、半分くらいの時間にしか思えませんでした。早紀の面倒を見たり、ご近所とのつき合いがあったからでしょうか。
早紀は、最初は知っているのに知らんぷり、赤ちゃんは無視の態度でした。しかし、お腹が目立ってきた6か月くらいから「赤ちゃんいるね」とか、お腹に耳をつけて「赤ちゃんがドキドキいっている」とか「一緒に遊ぼうね」とかいうように、赤ちゃんの存在を認めるようになりました。
私自身はひとり産んだ経験で、のんびり構え過ぎたかもしれません。10か月に入って台所や押し入れなどの片づけをしてみたり。今になってし残したことがあるような感じで、必死に慌てて動いています。
心の準備とばかりに、最近、母親教室で分娩の場面のVTRを見ました。とたんにあの痛さがよみがえってきました。しかし、上の子どもの時より、ズットいい状態で妊娠期間を過ごしてこれたので、何とか安産であろうと、比較的のんびりしています。
分娩は、今回も助産院でします。夫がいれば、夫と早紀の立ち会いで、夫がいない場合は、早紀が立ち会ってくれると思います。早紀が痛いおなかをさすってくれたら、最高の感じ、夢です。
これで家族は4人になります。やっと「家族」といえる人数のような気がします。