“検診時に心身のケアが必要と思われる妊婦さん”は、全体の84%の施設で居るとの回答があり、受診妊婦総数に対しての比率は、10%以内と答えている施設が
85%を占めていた。
8割以上の施設で心的ケアが必要とされているものの、専用カウンセラーが存在する施設は300病・医院中22施設と7%にとどまっているのは、今の時代性からは不備を実感する。
対応方法については、医療的ケアに関わることなら充分に対応しているとの答えが6割を占めており、次いで、今後もっと充実させたいとの答えが3割あったが、自治体等の協力・連動を望む声は16%と低かった。
※気になる妊婦の心の心配としては、第1位に出産への恐怖・52%があげられており、次いで経済的な不安・49%、そして持病との関連や妊娠経過の不具合、望まない妊娠、家族の反対と続いている。
病・医院サイドでも妊婦さんの心のケアまで診療対応していると回答している施設が58%あり、今後の準備課題とする施設も含めると85%を占めることから、心のケアを伴う診療は今後増々必要とされるものと思われる。
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