今では珍しくなくなった立ち合い出産。陣痛室から分娩室まで奥さんに付き添い、手を握ったり、腰をさすったりして、出産をサポートしながら、赤ちゃんの誕生を見届けられる、貴重な機会です。
病院によっては、前もって両親学級に参加するなどして、出産についての説明や、呼吸法などについて学んだ上でないと、立ち合い出産ができないというところもあります。何も知らずに立ち合い出産をすると、奥さんの苦しそうな姿を見てオロオロしてしまったり、血を見て具合が悪くなったりと、出産の邪魔になってしまうことがあります。まずは出産について前もって知っておくようにしましょう。
出産当日は、奥さんに優しく声をかけ、励ましてあげたり、腰や背中などをマッサージしてあげたりすると、緊張や痛みが和らぐもの。また、痛みのあまり息をつめてしまいがちな奥さんに対し、呼吸法をリードしてあげたり、手を握って安心させてあげたり、サポートできることはいろいろあります。
出産に立ち合うことで「夫婦の絆を深められた」「父親としての自覚が芽生えた」という人も多いようです。無理にすることはありませんが、一生の内、そう何度も経験できることではありません。一度、夫婦で“立ち合い出産”について考えてみてはいかがですか?
|