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 ただでさえ不安が伴いがちな分娩ですが、わからないことが重なると、もっと不安になってしまうもの。少しでも安心して のぞめるように、疑問点はクリアにしておきましょう!

 出産予定日が近づくにつれて、「いつ生まれるかな?」と楽しみであると同時に、不安も感じるかも。でも、大丈夫。ここでお産のはじまりについて説明しましょう。 お産は「1.おしるし 2.陣痛 3.破水」がサインとなって始まります。ただし、この3つの順番が入れ替わったり、おしるしは無かったりと、人それぞれです。もし、順序が違って最初に破水したとしても、慌てずに落ち着いて行動してくださいね。




A.陣痛促進剤は、薬で子宮を収縮させて人為的に陣痛を起こす薬です。使用する時期によって、「誘発剤」と「促進剤」と呼び名が変りますが、薬は同じものです。
 誘発剤は、出産が予定日より大幅に遅れているときや、破水してから数日が過ぎた場合など、放っておくと母子に危険があると思われる場合に用いられます。計画的に出産日を選ぶために使用することもあります。   
促進剤は、分娩中、陣痛が弱くてお産が長引く場合に用いられます。お産は本来自然の巧みなメカニズムに基 づいて進行するものですが、あまりに長引くことで母子ともに負担になると思われた時に、促進剤が使われることもあります。
 陣痛促進剤はとてもよく効く薬なので、使い方を誤ると、子宮破裂など事故が起きることがあります。ですから、 本当に必要なときだけ、慎重に、母体と赤ちゃんの様子を見ながら使用することが医療側に求められます。





  A.分娩時、会陰はホルモンの働きと赤ちゃんの頭に押されて柔らかくよく伸びるようになります。ただし、いきみすぎたり、出口が十分に広がる前に赤ちゃんの頭が出てしまうと、簡単に裂けてしまいます。
  このように自然に破れてしまうと縫合しにくい、はさみで切開したほうが縫目もきれいという考えから、会陰を2~ 3センチ程度切り開く方法が会陰切開です。  
 裂傷をさけるため以外にも、赤ちゃんの状態が悪く急いで出産させたいときや、発達の遅い赤ちゃんの未熟な 頭の圧迫をできるだけ避けたいといったときに行なわれることがあります。
  会陰切開をするときは、ほとんどが局所麻酔をしますが、陣痛の痛みのほうが大きい上、一瞬のことで、気がつかない人もいるようです。縫合は後産が終わってからします。特殊な手術用の糸で縫い合わせられ、4日~5日後に抜糸します。溶ける糸を使用していれば抜糸の必要はありません。ただ、会陰切開をすると、産後に痛みが残りますから、できれば切らずに済ませたいものですが、裂けた時よりはキレイに縫えます。