目に見えて変化を遂げるボディをいたわるためにマタニティインナーやウエア、転ばないようにとローヒールに切り替えるのはもちろんですが、この時期に変化が激しいのは体型だけではなく、妊娠によるホルモン分泌の変化からお肌のコンディションくずれ、妊娠線、痔など影響はいろいろです。
妊娠期の美容は、女性がいつもきれいで健康的であるようにと願い、それを望む産婦人科でも関心が高まっています。それは「ホルモン分泌の変化」とお肌のトラブルの関係が研究され、美容が女性の心身を美しく健全にすることを理解してのことでしょう。
一般的には「妊娠すると肌はきれいになる」といわれていることは知っていましたか?
それは、妊娠すると新陳代謝やホルモンの分泌が良くなり、肌にとっての好条件がそろうことにあります。特にホルモンは女性の身体と密接な関係にあり、ホルモンに支配されているといっても過言ではありません。
例えば、乳房の発達を促す『卵黄ホルモン』は、皮脂の分泌を抑えてキメの細かい肌をつくり、受精卵の着床を守る『黄体ホルモン』が基礎体温を上昇させることにより、汗腺の分泌を活発にして乾燥を防ぎ、肌にしっとりとした潤いをもたらします。それで、妊婦さんはなんだかとてもきれいに見えるわけです。
ところがそれはホルモンのバランスがとれているときの話。